研究課題/領域番号 |
17K18205
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞生物学
血液内科学
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研究機関 | 金沢医科大学 |
研究代表者 |
谷口 真 金沢医科大学, 総合医学研究所, 講師 (30529433)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | スフィンゴミエリン / スフィンゴミエリン合成酵素 / 急性骨髄性白血病 / 腫瘍免疫 / スフィンゴ脂質 / 細胞障害性T細胞 / sphingomyelin synthase / acute myeloid leukemia / sphingomyelin / CTL / MDSC / sphingolipid / cancer progression |
研究成果の概要 |
急性骨髄性白血病は、遺伝子異常により骨髄系の造血細胞ががん化する疾患であり、宿主は腫瘍免疫の働きによりがん細胞を排除する機構が備わっているが、逆にがん細胞は腫瘍免疫を抑制して悪性化する。スフィンゴミエリンは、細胞脂質二重膜の主要構成脂質であり、液性因子によるシグナル伝達や細胞間接着を制御し、炎症などにより活性化する免疫応答に関与するが、腫瘍免疫や腫瘍免疫抑制との関連は不明である。本研究では細胞膜スフィンゴミエリンの合成を担うスフィンゴミエリン合成酵素を欠失することで腫瘍免疫が活性化し、急性骨髄性白血病を抑制することが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果はスフィンゴミエリン合成酵素の欠損により腫瘍免疫の活性化を介して急性骨髄性白血病が抑制されることから、スフィンゴミエリン合成酵素ががん抑制の標的となり得ることを示唆しており、がんの治療法の開発へと繋がる研究基盤となることが期待できる。
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