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再構成系により明らかにする膜間リン脂質輸送分子メカニズム

研究課題

研究課題/領域番号 17K18230
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 構造生物化学
機能生物化学
研究機関京都産業大学

研究代表者

河野 慎  京都産業大学, 総合生命科学部, 研究助教 (90431676)

研究期間 (年度) 2017-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードリン脂質輸送 / 再構成 / コンタクトサイト / 出芽酵母 / オルガネラ膜間リン脂質輸送 / ナノディスク
研究成果の概要

ERMES複合体の4つの主要構成因子のうち、Mmm1の可溶性ドメイン、Mdm12に関しては、すでに研究代表者が再構成系を確立し、報告済みである。そこで、残りの主要因子であるMdm10、Mdm34(Mmm2)の精製系および再構成系の確立を試みた。
Mdm10は、種々の条件検討の結果、大腸菌で封入体として発現し、その後グアニジン塩酸や尿素などで変性後、イオン性界面活性剤存在下で巻き戻すことが可能であることを明らかにした。残念ながらMdm34については精製系を構築できなかったものの、Mmm1にFis1を融合することで、全ERMES構成因子の機能を代替できることを見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究ではERMES構成因子4つをすべて精製し、再構成実験を行うことを試みた。その結果、残念ながらMdm34について発現、精製系を確立することはできなかったものの、Mdm10については巻き戻しを行うことで大量精製系の確立に成功した。今後Mdm34の発現、精製系が確立すれば、すぐにでも再構成実験を進めることが可能である。また、Mmm1とFis1の融合タンパク質がERMES構成因子のすべての欠損を相補できるという遺伝的解析により、ヒトを始めとする高等真核生物ではまだ未確認の、ERMES相当因子、複合体を探索する上で、重要なヒントとなることが強く期待される。

報告書

(1件)
  • 2019 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2017-04-28   更新日: 2025-01-30  

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