研究課題/領域番号 |
17K18232
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 梅花女子大学 (2019-2020) 関西国際大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
塩谷 尚正 梅花女子大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (00756231)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 119番通報 / 緊急通報 / コミュニケーション / 通信指令 / 緊急事態 / 安全 / 質問紙調査 / 心理学実験 / 迅速性 / 正確性 / 対人コミュニケーション |
研究成果の概要 |
119番通報における消防の通信指令員と市民の心理的メカニズムに関する研究を行った。通信指令員において、通報者と円滑にコミュニケーションを行うための技能が重要であり、それが職務に対する満足感や精神的健康に影響を及ぼしていることが、調査によって示された。市民においては、119番通報の要領を事前に知識として有していることが119番通報のコミュニケーションを正確かつ迅速に実行するために重要であることが、模擬的な通報を再現した実験によって示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
119番通報を受信する通信指令業務は市民の安全に直結する重要な業務であり、通信指令員と市民との緊急事態におけるコミュニケーションでもある。しかしながら、119番通報のコミュニケーションのメカニズムはこれまでに学術的な知見が不足していた。本研究によって、消防機関と市民の双方に、円滑な119番通報を実現するために重要となる要因を見出した。市民の安全の実現と、緊急事態におけるコミュニケーション行動のメカニズムの解明という、社会的意義と学術的意義との両面において重要な寄与をするものとなった。
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