研究課題/領域番号 |
17K18275
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
応用健康科学
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研究機関 | 武庫川女子大学 |
研究代表者 |
横路 三有紀 武庫川女子大学, 生活環境学部, 助教 (80757188)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 非対称性ジメチルアルギニン / 一酸化窒素 / 血管内皮機能 / スクリーニング / 評価法 / ELISA / ジメチルアルギニンジメチルアミノヒドラーゼ / スクリーニング系 / DDAH-1 / 機能性食品成分 / プルダウンアッセイ / 免疫沈降 / 活性測定 |
研究成果の概要 |
非対称性ジメチルアルギニン(ADMA)の過剰な増加は血管内皮障害の一因となる。本研究は、体内ADMA濃度を低下させる効果を有する機能性食品成分の探索に向けて、ADMA分解活性を評価するスクリーニング系を確立を目指すものである。まず、ADMA分解酵素の活性を評価するバイオセンサーの作成を試みた。研究期間内に完遂できなかったため、今後も作成を継続する。別のアプローチとして我々が独自に樹立したADMA-ELISA系を簡便化し、スクリーニング系として実用性を高め、培養細胞を用いたADMA低減効果の評価を行った。今後、本法を用いてADMA低減効果を有する機能食品成分の探索を進めていく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
体内ADMA蓄積が心血管疾患のリスク因子として知られる。しかし、体内ADMA蓄積の予防に有効な物質はみつかっていない。その一因として、既存のDDAH活性測定法では多検体評価や生きた細胞での評価が難しいことがあげられる。本研究成果は、スクリーニング段階におけるこれらの問題点の解決に繋がるものである。今後、DDAH活性を高める食品成分を探索をすすめ、体内ADMA蓄積を予防、低減させる機能性食品成分を見つけたい。それは、非感染性疾患が蔓延する世界中の人々の健康増進に貢献するものであると期待される。
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