研究課題/領域番号 |
17K18292
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経営学
病院・医療管理学
|
研究機関 | 活水女子大学 (2019) 徳山大学 (2017-2018) |
研究代表者 |
前田 瞬 活水女子大学, 健康生活学部, 講師 (40758984)
|
研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 医業経営 / 経営情報システム / 意思決定支援システム / 社会物質性 / 医療の質 / 経営の質 / 地域医療連携 / 自治体病院 / エビデンスに基づいた経営 / 情報品質 / 経営学 / 病院管理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、病院管理者が行っている病院経営に関する意思決定を支援する「病院経営意思決定支援システム」構築の基礎的研究を実施した。具体的には、医業経営情報の活用に関する研究を通じて、わが国の病院経営の現状を「データに基づいて」明らかにすることができた。そして、病院経営を安定化する手法や病院の組織デザイン手法、財務管理手法を明らかにすることができた。さらに、病院経営意思決定支援システム構築に向けての組織情報管理の在り方や情報システム設計手法の理論的研究を通じて、「病院経営意思決定支援システム」に求められるシステムの仕様を明らかにすることができた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、病院経営に関して、既存の管理会計学的手法、数理計画法、研究代表者が提案している「医業経営ポジショニングモデル」を病院経営の場で活用することが、如何に病院経営の意思決定に有用性であるかを実証的に示している。その上で、それらの分析手法が統合された環境、即ち、「病院経営意思決定支援システム」が構築されれば、病院経営管理者が、「エビデンスに基づいた経営意思決定」をすることが可能になる。「エビデンスに基づいた経営意思決定」が可能になれば、「医療の質」と「経営の質」の両立が実現し、安定した医業経営の実践に寄与する。安定した医業経営ができれば、地域住民は安心してその地域に暮らすことができる。
|