研究課題/領域番号 |
17K18313
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
芸術一般
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研究機関 | 愛知淑徳大学 (2023) 名古屋女子大学短期大学部 (2017-2022) |
研究代表者 |
白石 朝子 愛知淑徳大学, 文学部, 准教授 (30758181)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ジャポニスム / 西洋音楽受容 / Gil=Marchex / ジル=マルシェックス / 音楽鑑賞 / ジル=マルシェックス / レクチャー・コンサート / アルフレッド・コルトー / アンリ・ジル=マルシェックス / アルフレッド・コルト― / レクチャー / コンサート / 音楽 / ピアノ / 文化政策 |
研究成果の概要 |
本研究は、近代日本におけるレクチャー・コンサート(講演を伴った演奏会)導入の経緯を明らかにすることである。これまで、フランス人音楽家アンリ・ジル=マルシェックスの論考や演奏活動を中心に、その経緯を示してきたが、1920年代-1930年代の日本における「西洋音楽の聴き方」について着目し、近代日本の西洋音楽受容で「レクチャー・コンサート」が必要とされた背景について、その一端を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、近代日本におけるレクチャー・コンサート導入の経緯を明らかにする試みがなされ、「西洋音楽の聴き方」について様々な資料を分析して論じたことによって、日本の西洋音楽受容史研究に一石を投じることができた。現在では盛んに行われているレクチャー・コンサートの先駆けが、1920年代すでに日本でも行われ、1930年代にはパリでのレクチャー・コンサートが詳しく知らされたことは、現代へ続く音楽会の在り方について、示唆を与えることができたと考える。
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