研究課題/領域番号 |
17K18314
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
教育心理学
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研究機関 | 就実短期大学 |
研究代表者 |
鎌田 雅史 就実短期大学, 幼児教育学科, 准教授 (10610040)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 分散型リーダーシップ / 校長のリーダーシップ / エンパワリングリーダーシップ / 学校組織 / コミットメント / 共有リーダーシップ / 尺度作成 / 教員の自律性 / エンパワメント / 垂直型リーダーシップ / 学校改善 / 組織市民行動 / 学校組織マネイジメント / エンパワーメント / 組織風土 / 制御焦点 / 教員集団 / 自律性 |
研究成果の概要 |
分散型リーダーシップ理論は、学校改善について,“英雄的なトップリーダー”だけではなく,教員をはじめとする様々なステークホルダーによる学校貢献の重要性を明らかにするために,国内外で注目を集めている理論である。日本においては,教育実践における有効性が認識されつつある一方で,国内の学校を対象とした実証的知見はほとんど蓄積されていない。そこで,本研究は,将来的な研究を充実させていくための足掛かりとして,①先行知見を理論的に整理すること,②分散型リーダーシップを測定する心理尺度を開発すること,③分散型リーダーシップと従来の校長のリーダーシップ(垂直型リーダーシップ)との関連を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
理論研究と2つのインターネットリサーチ,2つの質問紙調査を実施した。理論研究では,先行研究における分散型リーダーシップの形態の相違点を指摘し,類型化して概念整理を試みた。2018年度に,教員を対象にインターネット調査(n=600)・質問紙調査(n=362)を実施し,19項目からなる分散型リーダーシップ尺度(DLI)を開発した。2019年度には,インターネット調査(n=950)・質問紙調査(n=174)を行い,教員の自発性や心理的ストレス反応と,分散型リーダーシップ・校長によるエンパワメントとの関連を検討した。簡易的に実施可能な心理尺度が開発されたことで,実証知見を蓄積する足掛かりが示された。
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