研究課題/領域番号 |
17K18335
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
血液内科学
腫瘍診断学
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
土橋 映仁 公益財団法人がん研究会, がん研究所 分子標的病理プロジェクト, 研究員 (40772249)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患 / 関節リウマチ / リンパ腫 / 全エクソンシーケンス / 全ゲノムバイサルファイトシーケンス / メトトレキサート / リンパ増殖性疾患 |
研究成果の概要 |
メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患 (MTX-LPD) は、MTX投与中の患者に発生し、MTXを中止するのみで寛解することのある疾患である。我々は、化学療法が必要であった症例とMTXの中止だけで寛解が得られた症例の遺伝子網羅的な解析による比較を行い、MTX-LPDの自然消退機序の解明を行った。その結果、化学療法が必要であったMTX-LPDは、一般的なDLBCLと比較すると、同様の遺伝子背景も認められるが、一部に異なった遺伝子の変化があることが判明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
化学療法が必要であった症例とMTXの中止だけで寛解が得られた症例の遺伝子網羅的な解析による比較を行い、MTX-LPDの自然消退機序の解明を行った。その結果、化学療法が必要であった症例とMTXの中止だけで寛解が得られた症例の間で異なる遺伝子プロファイルがみられることがわかった。また、化学療法が必要であったMTX-LPDは、一般的なDLBCLと比較すると、同様の遺伝子背景も認められるが、一部に異なった遺伝子の変化があることが判明した。これらの違いを指標として用いることで、診断時にMTX中止のみとするか、化学療法を行うかを見積もることが可能となる可能性がある。
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