研究課題/領域番号 |
17K18344
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境リスク制御・評価
環境影響評価
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研究機関 | 国立研究開発法人国立環境研究所 |
研究代表者 |
渡部 春奈 国立研究開発法人国立環境研究所, 環境リスク・健康研究センター, 主任研究員 (00620395)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ミジンコ / 複合影響 / 相乗作用 / 遺伝子発現解析 / 医薬品 / 農薬 / 次世代シーケンサー / 等効果線図 / 多環芳香族炭化水素 / CYP / 相加・相殺作用 / 重金属 / 生態毒性 / 遺伝子発現 / マイクロアレイ |
研究成果の概要 |
多種多様な化学物質によるミジンコへの複合影響メカニズムを解明するため、金属、医薬品、農薬等からニセネコゼミジンコ繁殖影響試験において相乗作用を示す化学物質の組み合わせを明らかにした。このうち、医薬品のデキサメタゾンとエリスロマイシン、農薬のシハロトリンとPBOの組み合わせについて次世代シーケンシングによる遺伝子発現解析を行い、前者の混合曝露時に抗酸化作用に関わる遺伝子の発現抑制などが生じていることが分かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミジンコの慢性影響に対し相乗作用を示す曝露条件下で遺伝子発現解析を実施した例はほとんどなく、今後解析を進めることで相乗作用に特異的なシグナル伝達経路や、ミジンコに対する医薬品等の作用機序の解明につながる新たな知見が得られると考えられる。また、本研究で相乗作用を示した化学物質の組み合わせから、類似作用を持つ化学物質群の複合影響を優先的に評価するなど、化学物質評価・管理対策への貢献も期待される。
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