研究課題/領域番号 |
17K18347
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
デバイス関連化学
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 筑波大学 (2018) 国立研究開発法人物質・材料研究機構 (2017) |
研究代表者 |
増田 秀樹 筑波大学, 数理物質系, 助教 (10707996)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 電位計測 / リチウム計測 / 固体電解質 / ケルビンプローブ / ToF-SIMS / リチウムイオン二次電池 / ケルビンプローブフォース顕微鏡 / 複合材料・物性 / 走査プローブ顕微鏡 |
研究成果の概要 |
全固体型リチウムイオン電池の課題である低出力密度の要因のひとつとして、電極-電解質界面での高いイオン伝導抵抗が挙げられる。この抵抗には、界面に形成する空間電荷層が関与していると考えられる。本研究ではこの界面近傍の電位とリチウム量を断面計測する新しい表面分析手法を手法を開発し空間電荷層の知見を得ることを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、全固体リチウムイオン二次電池の複合正極材料において、充放電前後での電位やリチウム分布の変化をナノスケールで可視化することに成功しました。全固体リチウムイオン二次電池の実用化に向けて壁になっていた、電極と電解質の界面における高い抵抗の原因解明につながると期待されます。本研究の手法は、多くの全固体リチウムイオン二次電池の評価へ応用可能です。また、電池の高性能化に向けた界面設計のみならず、電池劣化要因の解析など、様々な電池解析技術への応用が期待されます。
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