研究課題/領域番号 |
17K18351
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築環境・設備
熱工学
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研究機関 | 国土技術政策総合研究所 |
研究代表者 |
宮田 征門 国土技術政策総合研究所, 住宅研究部, 主任研究官 (40554986)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 非住宅建築物 / 省エネルギー / パッケージエアコン / VRF / JIS / 運転効率 / シミュレーション / 負荷偏在 / 建築物 / 省CO2 / 空調 / マルチ型エアコン / ヒートポンプ / 冷媒 / 建築環境・設備 / 空調設備 / 性能向上 |
研究成果の概要 |
本研究では定格能力が22.4kW(8HP)である国内メーカー製のエアコンを対象とし、5.6kWの室内機を4台接続した状態で実動特性試験を行い、室内機の処理熱量に偏りがある場合は、冷房運転時に最大で20%程度、暖房運転時に最大で15%程度の効率低下が生じることを明らかにした。次に、この実験結果を元に、室内機最大負荷率と冷媒圧力には正の相関があること、また、冷媒圧力と運転効率にも正の相関があることを明らかにし、これを元に処理熱量偏在時のエネルギー消費効率を推定する方法を開発した。このモデルをエネルギーシミュレーションに組み込み、任意の設計条件においてエネルギー消費性能を評価する手法を構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築物のエネルギー消費量の削減は、エネルギー資源に乏しい我が国にとって喫緊の課題である。本研究の成果より、中小規模の非住宅建築物を中心に採用が増えているマルチ形エアコンについて、従来は不明であったエネルギー消費特性の実態が判明し、どのように設計・運用すれば高効率運転を維持できるかが明らかになった。空調設備は建築物のエネルギー消費の大半を占めるため、本研究の成果は今後の民生部門のエネルギー消費量削減に大きく貢献する。
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