研究課題/領域番号 |
17K18352
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
水工学
気象・海洋物理・陸水学
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研究機関 | 東京大学 (2019) 気象庁気象研究所 (2017-2018) |
研究代表者 |
澤田 洋平 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (30784475)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 陸域モデル / データ同化 / マイクロ波衛星観測 / 陸面モデリング / マイクロ波リモートセンシング / 陸面データ同化 |
研究成果の概要 |
陸域の水・生態系・エネルギーの精緻なシミュレーションは、水文気象災害予測等の観点から重要である。正確なシミュレーションのためには、現地観測・人工衛星観測等を陸域モデルに統合する陸域データ同化技術の高度化が必要だ。本研究では、従来より100倍程度水平分解能の高い、「超高解像度陸面データ同化システム」の構築を行った。陸域モデルの高解像度化・精緻化がデータ同化の効率性に与える影響を調べたり、機械学習を用いて格子数の多いモデルにおいて効率的なモデルパラメータの最適化を行う技術等を新たに見出すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義:陸域の水・生態系・エネルギーのシミュレーション精度向上のため、陸域モデルの高解像度化が近年の学問的トレンドである。しかし、陸域モデルに観測データを統合するデータ同化技術に関しての既往研究は、低解像度な陸域モデルを対象とするものが多かった。本研究は来るべき超高解像度陸域モデル時代にあるべきデータ同化研究を先取りし、次世代の陸面データ同化システムのデザインを世界に先駆けて行ったものである。 社会的意義:開発した「超高解像度陸面データ同化システム」は長期的には、陸域の洪水・干ばつ等の災害の様相を精緻に監視・予測するための基盤技術になることが期待され、安心・安全な社会の構築に貢献できる。
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