研究課題/領域番号 |
17K18378
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
医用システム
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研究機関 | 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 |
研究代表者 |
田久 創大 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 先進核医学基盤研究部, 博士研究員(任常) (60796473)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 放射線検出器 / PET / DOI / TOF / 放射線 |
研究成果の概要 |
がん診断等に活躍するPET(陽電子断層撮影法)は、未だ装置の潜在能力を活かしきれておらず、空間分解能や装置感度に課題が残されている。そこで本研究では、ガンマ線飛行時間差(time-of-flight: TOF)計測技術と三次元放射線位置(depth-of-interaction : DOI)計測技術の両立が可能である実用的なPET検出器の開発研究を行った。片端光読み出し方式についてはDOI分解能5 mm程度で400 ps台、両端光読み出し方式についてはDOI分解能~4 mm程度で200 ps台のTOF分解能が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
PETの診断精度向上のためには、現状4-5mm 程度の解像度と5%以下の装置感度について、共に改善を図る必要がある。また、TOF 計測とDOI計測の両立が可能なPET 用検出器は従来技術ではまだ実用化されていない。本研究成果により、上記の解像度と感度を超えるPET装置の開発が可能となり、がんやアルツハイマー病の早期診断において、より早期発見が可能な短時間・低被ばく・低コストなPET 検査の実現が促進されると期待される。
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