研究課題/領域番号 |
17K18382
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会システム工学・安全システム
土木計画学・交通工学
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研究機関 | 科学警察研究所 |
研究代表者 |
横関 俊也 科学警察研究所, 交通科学部, 主任研究官 (50645489)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 交通安全 / パーソナルモビリティ / 歩行者 / 危険感 / 次世代交通モード / 搭乗型異動支援ロボット / 交通事故分析 / 交通工学・国土計画 / 安全工学・安全科学 / 交通事故 |
研究成果の概要 |
本研究では、次世代交通モードとして立ち乗り型パーソナルモビリティ(以下、PMV)を取り上げ、PMVの危険性を把握するために、交通事故分析と走行実験を行った。 PMVと類似したモビリティである電動車いすの事故を分析したところ、やむを得ない事情等で車道走行した場合や踏切等の不安定な場所等で重傷以上の事故に遭遇していることが示された。 走行実験における心拍変動データの中央値の比較では、歩行者の危険感はPMVとの離隔が近いと大きくなった。一方で、危険感の評定データの分析では、実験において最も厳しい設定である離隔0.3mでPMVの速度が12km/h という条件で、危険を感じる人が有意に多いことがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本国内において公道走行が認められていないPMVに関する事故危険性や、他交通参加者がPMVから受ける危険感の分析は多くは行われていなかった。特に危険感については、心拍変動データから求めたストレス値・危険感との関係は不明な部分も多く、その点において特色のある研究となっている。本研究では、調査対象が20~30代の男性のみであり追加分析が望まれるが、得られた成果は、今後、国内におけるPMV走行方法や走行環境を検討していくにあたり活用されることが期待される。
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