研究課題/領域番号 |
17K18449
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
知覚情報処理
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研究機関 | 公益財団法人九州先端科学技術研究所 |
研究代表者 |
吉永 崇 公益財団法人九州先端科学技術研究所, オープンイノベーション・ラボ, 特別研究員 (10598098)
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研究期間 (年度) |
2017-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 超音波診断 / 可視化 / AR / 医療支援 / 計測 / 画像診断 / センサ融合・統合 |
研究成果の概要 |
超音波診断を行う際のプローブの位置や角度を記録し、AR(拡張現実感:Augmented Reality)技術を用いて可視化することで医学生や新米医師による撮像を支援する3Dボディマークシステムの研究を行った。要素技術として①プローブの位置・姿勢推定システム、②Volumetric Videoを用いた動的ボディマーク、③ARを用いた可視化の実現に取り組んだ。 プローブの位置計測に関してはRGB-DセンサのKinectを使用したアルゴリズムを構築。可視化に関してはプローブ先端への断層像重畳や、撮像時の断層像の記録、さらにVolumetric Videoを用いた動的な撮像手技の記録・表示を実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超音波診断装置には撮像を支援するため、プローブの位置や角度を記録するボディマーク機能が搭載されているが、3次元的なプローブ操作を2次元の平面図でしか表現できない問題がある。さらに診断では、臓器の一断面を観察するだけでなくプローブを大きく動かして臓器全体の観察も行うが、その際の動的な撮像手技の記録も不可能であった。そのため、医師間や医療教育での撮像手技の共有は困難であった。 これに対し本研究は、撮像手技の3次元的な記録およびARを用いた患者体表への重畳表示を行うことで撮像者の技術支援を行い、医療の質の向上に貢献するものである。
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