研究課題/領域番号 |
17K18615
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
山田 修 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 講師 (30571723)
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研究分担者 |
白澤 陽治 東京藝術大学, 大学院美術研究科, 講師 (80736778)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 文化財 / 仏像 / AR / VR / デジタルコンテンツ / 模刻 / 3D / 彫刻 / 保存修復 / 美術教育 |
研究成果の概要 |
AR技術を用いた仏像の模刻制作はリアルタイムに両者における形状の差異を確認できるため、立体の認識や模刻技術の向上に対して有効であることが確認された。従来3Dデータより作成した図面やモニターに映し出された画像を参考にしていたが、インタラクティブに表示できることで、3Dデータが模刻の資料として革新的な進化を遂げたといえるだろう。立体の手本が表示できることで現在のスマートフォンやタブレットの性能が向上したことで、ARの表示も誰もが簡易に行うことが可能になったことからも、今後この手法は普及していくと考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
仏像の模刻という狭い分野での研究であるため。本研究が直接的に影響する分野は決して多いとは言えない。しかし従来手法と比較して情報量や利便さが増大するため、技法研究において寄与することが期待される。現在では3D計測は普通なものになっており、主に海外では多くの美術品や文化財の3Dデータがインターネット上に公開されてきているのが現状である。その現状を好意的に捉えれば、本研究のARによる手法では世界中の博物館、美術館の作品をすぐに模刻対象にすることが可能になり、初等教育から高等教育までの美術教育におけるひとつのインフラになることが期待され、模刻手法の一つとして認知されるようになるだろう。
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