研究課題/領域番号 |
17K18646
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
七木田 敦 広島大学, 教育学研究科, 教授 (60252821)
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研究分担者 |
松井 剛太 香川大学, 教育学部, 准教授 (50432703)
大野 歩 山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (60610912)
真鍋 健 千葉大学, 教育学部, 准教授 (10611197)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 幼児教育 / 保幼小接続 / スタートカリキュラム / アプローチカリキュラム / 幼小連携 / 保護者の意識 / 小学校 / 幼稚園 / 教育の接続 / RTI / 発達障害 / 保育所 / 教育内容 / 保育 / 特別支援教育 / 学習レディネス / 学業不振 |
研究成果の概要 |
本研究は幼稚園保育所にて「アプローチカリキュラム」を受けた年長児の小学校での学校適応について、RTIモデルを範としたプログラムの実行性についてあきらかにするものであった。これまで、幼稚園保育所、小学校一年生の担任、そして就学する幼児を持つ保護者を対象に、アンケート調査及びインタビューを実施した。その調査に含まれるのは、RTI研究より示唆された、(1)アプローチカリキュラムで習得した「学びの構え」の就学後の影響について、(2)対象児童の学校適応状況について、であった。。調査の結果、RTIモデルに基づいたアプローチカリキュラムの有効性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究がめざすRTIモデルによるアプローチカリキュラムを、就学準備に段階制を導入することで、すべての幼児をもれなく対象とし、「学びに対する構え」から「学びの基礎力の育成」を焦点化した指導プログラムを実施できる点で、これまでにない保幼小連携のためのアプローチカリキュラムとなることができる。また「小1プロブレムの予防」となりうるということ、またすべての子どもを対象としている点がこれまでの実践や研究と一線を画する。本研究はたんに就学前教育の新たなあり方を提示するだけでなく、わが国の課題である「子どもの貧困」の解決、あるいは、その後の人生を決定するような要因を提示できる可能性を有している。
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