研究課題/領域番号 |
17K18754
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物性物理およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
山本 潤 京都大学, 理学研究科, 教授 (10200809)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 揺らぎ顕微鏡 / 動的不均一性 / ヘテロジニティ / 揺らぎ / 時空間 / トポロジカルガラス / フラストレーション |
研究成果の概要 |
現在の光学顕微鏡は、観察試料中の屈折率の静的な不均一性、すなわち密度、濃度、配向などの物理量の時間平均としてのイメージを補足する。しかし、ガラス・ゲル・臨界液体・過冷却液体といった仲間は、光学顕微鏡では内部構造や物性の本質を明らかにすることができない。そこで、研究代表者は物質中の動的な不均一性を顕微鏡像として捉える「揺らぎ顕微鏡」の原理を発案し、試作を行った。その結果、モデル的な試料を用いて動的不均一性のイメージを補足することに成功し、動的不均一性が時間変化する試料では、その動画も撮影することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
「揺らぎ顕微鏡」物質中の「動的不均一性」を像として捉えることができる、新しい顕微鏡であり、その原理と試作に成功した本成果の意義は大きい。この顕微鏡により、ガラス・ゲル・臨界液体・過冷却液体といった仲間のように、液体と同じ等方的な対称性を有する様々な物質の動的な構造についての研究が大きく進展する可能性が開けた。
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