研究課題/領域番号 |
17K18835
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
流体工学、熱工学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
小宮 敦樹 東北大学, 流体科学研究所, 教授 (60371142)
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研究分担者 |
岡島 淳之介 東北大学, 流体科学研究所, 助教 (70610161)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 二酸化炭素吸収 / アミン溶液 / イオン液体 / 気液界面 / 可視化 / マランゴニ対流 / 干渉計 |
研究成果の概要 |
本研究では,気液界面近傍における二酸化炭素吸収過程を,特殊な光学系を用いて観察し,流れ場と濃度場の同時計測を行った.また,温度差マランゴニ対流が二酸化炭素吸収量に及ぼす影響について評価した.その結果,マランゴニ対流は吸収量の促進と抑制の両方の面に影響を及ぼすことを明らかにした.自然沈降を阻害するような配置でのマランゴニ対流が存在する場合は,二酸化炭素吸収量が減少する結果となった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
二酸化炭素の吸収メカニズム解明には,気液界面近傍濃度境界層内の濃度場と流れ場の過渡詳細情報が必要である.本研究では,二酸化炭素吸収過程を高精度観察し,吸収過程に係るこれらの情報を同時取得することで吸収メカニズムとその促進のための情報群を提供した.計測工学の観点からも学術的意義は高いといえる.また,これにより二酸化炭素の高効率吸収技術を提案することができ,新たな分離方法の提案が期待できる.
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