研究課題/領域番号 |
17K18899
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木工学およびその関連分野
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
藤野 陽三 横浜国立大学, 先端科学高等研究院, 特任教員(教授) (20111560)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 地震 / 走行自動車 / 転倒解析 / 交通 |
研究成果の概要 |
トラックを9自由度でモデル化し,地震による走行面の揺れが起こす横転や滑動という不安定挙動を予測できるモデルを構築した.実際の都市内高架橋(金港ジャンクション)を対象に地震応答解析を実施に,高架橋では揺れが増幅されるため,1)L2地震レベルではトラックが横転滑動する可能性が極めて高いこと,2)曲線部ではその半分程度の地震でもそのリスクが高いこと,3)このような不安定を低減するためには車線を変えず減速することが有効 ということが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トラックの高架橋上での地震時転倒は1995年兵庫県南部地震において発生しているが,この問題を扱った研究は世界で皆無であった.都市内高架橋におけるトラックの転倒は地震後の交通機能低下につながる大問題であり,今回の研究でL2レベル地震では曲線部はもとより直線部でも転倒滑動の高い可能性が極めて高いこと,強度がL2の半分程度の地震でも曲線部では転倒の可能性が高いことが判明したことは極めて意義が高いと言える.
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