研究課題/領域番号 |
17K18904
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
土木工学およびその関連分野
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
|
研究分担者 |
肥後 陽介 京都大学, 工学研究科, 准教授 (10444449)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | 粒状体 / 圧縮応力 / 接触力学 / 土圧計測 / 導電性 / 応力 / 応力鎖 / X線CT |
研究成果の概要 |
本研究では,既存の測定器では十分に測定することができない3次元応力テンソル成分の測定を可能にするデバイスを開発するため,感圧導電性粒子の高価値で斬新なアプリケーションを実現することを目指している.圧縮圧力下の粒状体における応力鎖構造および接触面積はマイクロフォーカスX線CTシステムにより明らかにすると同時に,金属球を用いて,応力誘起導電異方性による電気機械特性を調べる.本研究では感圧導電性粒子の原理を活用するため,製作および応用に関する開発にも取り組む.本研究の成果により,試作品のゲージ率校正を明らかにするとともに,粒子配置,加工梱包,電極の配置の最適化といった挑戦的問題が解決される.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多次元方向の応力測定が可能な新しい原理の開発成果として,圧力に応じて弾性的に形状が変化し,導電性が大きい低抵抗の粒子である感圧導電性粒子を用いた応力計測を検討した.感圧導電性粒子群に荷重が加わると,感圧導電性粒子群全体の接触面積が大きくなり,群全体としての抵抗は減少すると考えられる.この考えのもと,感圧導電性粒子を用いて,ひずみゲージに替わる,座屈やたわみの問題がない新たな圧縮応力測定に関する原理を導き出せると考えた.
|