研究課題/領域番号 |
17K18917
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築学およびその関連分野
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
金久保 利之 筑波大学, システム情報系, 教授 (90261784)
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研究分担者 |
カストロ ホワンホセ 琉球大学, 工学部, 教授 (70593391)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 建築構造 / 鉄筋コンクリート / 経年劣化 / 腐食 / ひび割れ / 既存建物 / 座屈 / 破砕剤 / 付着性能 / 中心圧縮実験 / 付着実験 / 維持管理 / 構造性能指標 / 耐久性能指数 / 耐震診断 / 経年指標 |
研究成果の概要 |
本研究では、鉄筋コンクリート(RC)造建物の劣化度合いを的確に評価した構造性能指標を提案することを目標とし、(a)耐震診断データベースの構築、(b)変状したRC造建物の材料、要素、および部材レベルでの力学性能の確認を主たる研究内容とした。(a)については、茨城県内の学校RC造建物878棟について、コンクリート強度、中性化深さ、経年指標を含む耐震診断データベースを構築した。(b)については、沖縄県内の実構造物から採取した腐食鉄筋の座屈性状の把握、腐食ひび割れを模擬するための破砕剤充填パイプを利用した中心圧縮実験、付着実験、部材実験を行い、腐食ひび割れが構造性能に及ぼす影響を把握した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
沖縄県において、建築解体現場から採取した鉄筋(D10、D13、D19)の中には、平均断面積減少率で20%、最小断面積減少率で50%を超えるものがみられた。日本において高度経済成長期に造られた建物が建造後50年以上経過していく中で、長期供用に向けた貴重な資料が得られていると考えられる。劣化度合いを構造性能指標に適確に反映させるためには、要素や部材レベルにおける影響度を精確に評価する必要があり、破砕剤充填パイプを利用した部材実験の結果は、実験実施の簡易性も含め、構造性能評価の可能性を示唆している。今後の研究の方向性を見いだすとともに、さらなるデータの蓄積が有用であることを示している。
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