研究課題/領域番号 |
17K18921
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
建築学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
市之瀬 敏勝 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (10151474)
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研究分担者 |
佐藤 篤司 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (00362319)
楠原 文雄 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (50361522)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 鉄骨 / 無筋コンクリート / 鉄筋コンクリート / 柱脚 / 基礎梁 |
研究成果の概要 |
ほとんどの鉄骨建物の基礎梁は鉄筋コンクリートである。しかし,柱脚周りなどは特に多くの鉄筋が錯綜し,施工が煩雑な事や、その施工を行う鉄筋工の人口も近年減少傾向にあるといった問題に直面している。本研究では,鉄骨とコンクリートからなる基礎梁(SC基礎梁)の提案を行った。特に,鉄骨同士の継手の方法についていくつかの手法を提案し,地震時の強度と剛性について実験により比較検討した。既往の鉄筋コンクリート基礎梁と同等以上の強度と剛性が得られることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
通常,無筋コンクリートは耐震構造に不向きであると考えられてきた。今回の提案は,鉄骨とコンクリートからなる基礎梁を無筋で作るという点が学術的意義である。この手法は施工が簡単であり,工事に要する人数をかなり減らすことができる可能性が高い。この点が社会的意義である。現在のところ,この手法は,小規模建物のみを対象としているが,研究が進めば,大規模な高層建物にも適用できる可能性をはらんでいる。
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