研究課題/領域番号 |
17K18968
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
材料工学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
安藤 大輔 東北大学, 工学研究科, 助教 (50615820)
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研究協力者 |
小池 淳一
須藤 祐司
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | マグネシウム / スカンジウム / マルテンサイト変態 / 超弾性 / 生体分解性 / 生体材料 / 自己不働態膜形成 / ステント / 医療材料 / 生体適合性 / 医療用材料 |
研究成果の概要 |
この研究では室温や体温で超弾性能を有するMg-Sc合金を創製すること、試料表面に形成されるSc自然酸化物が不働態膜となり、溶出速度が従来のMg合金に比べて遅くなるかについて調査することを目的に行い、室温でも3%の超弾性ひずみを有する合金が開発でき、5%NaCl溶液中に封入した場合、Sc添加量の上昇に伴い、溶出速度が遅くなること、同じ添加濃度でもα単相、β単相よりα+β二相の方がわずかに速い溶出速度になることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
柔らかいマグネシウム合金において、すべり変形が抑制される極低温下ではなく、室温でもマルテンサイト変態することが示せたことは、従来のマルテンサイト研究者の予想に反しており学術的に大きな意味がある。今後、他の合金系でも同様にマルテンサイト変態する部材を創製出来れば、その機能性を利用して社会生活の様々な点で役に立つ金属製品を世の中に出ることが期待される。
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