研究課題/領域番号 |
17K18993
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
材料工学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
小林 隆史 大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10342784)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 三重項三重項対消滅 / 有機EL素子 / ホスト・ゲスト系 / 有機EL素子 / 有機EL / 三重項対消滅 / 分光 |
研究成果の概要 |
本研究では熱活性化遅延蛍光(TADF)材料と呼ばれる新しい有機EL用発光材料において、ロールオフの主要因である三重項・三重項対消滅(TTA)を特徴づける対消滅レート(γ)を決める実験的手法を構築することを目的とした。燐光材料などで用いられてきた過渡発光の測定結果からではTADF材料のγを決定できないため、代わりに定常発光の励起光強度依存性を解析することによりγを決定する方法を構築した。またTADF材料をホスト材料に様々な濃度でドープした薄膜を用意し、本手法を適用した結果、γにドープ濃度依存性がほとんど見られないことなどから、フェルスター機構によるTTAが強く示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機EL素子はTTAなどにより、高輝度駆動時に発光効率が顕著に効率することが知られている。本研究成果は、このTTAの起こりやすさを定量的に評価する手法を与えるものであり、メカニズムの解明を通じた問題の根本的解決に寄与するものと期待される。
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