研究課題/領域番号 |
17K19083
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
原子力工学、地球資源工学、エネルギー学およびその関連分野
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
野上 修平 東北大学, 工学研究科, 准教授 (00431528)
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研究分担者 |
芹澤 久 大阪大学, 接合科学研究所, 准教授 (20294134)
安堂 正己 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 六ヶ所核融合研究所 核融合炉材料研究開発部, 主幹研究員(定常) (30370349)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 粒子法 / 微視強度解析 / き裂発生 / シミュレーション / 疲労 |
研究成果の概要 |
本研究は、微視強度計測技術と粒子法を融合させることにより、き裂発生の予測とそのモデル化を目的とした。微視強度解析技術によるき裂発生挙動評価については、マイクロメートルレベルの試験片により、き裂発生などの機械特性評価が可能な技術として確立した。粒子法によるき裂発生シミュレーションについては、入力パラメータを調整し、き裂発生のシミュレーションを可能とした。いずれも、方法論は確立され、基盤技術は構築できた。しかし、実際に即した現象を評価する手法として構築することが研究期間内で達成できなかった。いずれも、基盤技術は構築できたため、当初の研究目標の達成のため、引き続き研究を推進する計画である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実用部材などの複雑系において、空間的(場所)にも、時間的(時間、繰返し数)にも、き裂発生そのものを的確に予測できない原因は、き裂発生の瞬間を定量的に説明しうる学術が構築されていないことにある。本研究では、微視強度計測技術による実験的アプローチと、き裂発生シミュレーションに適した粒子法を融合させることにより、機器材料のき裂発生の予測とそのモデル化を目的とした。本研究を端緒とし、長期的には、き裂発生を要因とした技術的課題を学術的な視点から抜本的に解決する学術体系「き裂発生ダイナミクス」の確立に挑戦する。これにより、様々な分野におけるき裂発生を要因としたあらゆる課題の解決に貢献する。
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