研究課題/領域番号 |
17K19128
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
有機化学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
鈴木 克規 名古屋大学, 工学研究科, 助教 (60455350)
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研究協力者 |
山下 誠
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 共役系 / ビスマス / 第6周期元素 / 芳香族 / ビスマベンゼン / 高周期元素 / ベンゼン / 第6周期元素 / ヘテロベンゼン / 共役系化合物 / 重原子効果 |
研究成果の概要 |
本研究では第6周期典型元素の重原子効果と有機共役系に由来する電子物性を併せ持つ機能性材料の探索を目的として、ビスマスを含む有機共役系化合物の合成とその物性の解明について研究を行った。その成果としてビスマスを含むベンゼン、ビスマベンゼンの求電子剤との反応による官能基変換、また酸化的カップリングを見出し、ビスマスを含む共役系の合成を行った。またその物性について各種分光学的手法を用いて研究を行い、第6周期元素を含む共役系の物性を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
有機共役系化合物は有機発光素子や半導体など有機電子材料としての応用が期待される化合物群である。有機共役系のサイズや置換基の電子的効果によりその物性は様々に変化し、その機能を発現する。本研究では従来の有機共役系の設計とは異なるアプローチとして第6周期元素の導入を提案した。有機共役系の機能に重原子効果を付与することで従来にはない機能を持った共役系がデザインできると期待される。また重原子を含む共役系の研究はほぼ未開拓である。この重原子を含む共役系の化学を世界に先駆けて開拓することが本研究の学術的意義である。
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