研究課題/領域番号 |
17K19161
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高分子、有機材料およびその関連分野
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
池田 富樹 中央大学, 研究開発機構, 機構教授 (40143656)
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研究協力者 |
宇部 達
角田 春菜
松下 将也
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 架橋液晶高分子 / アゾベンゼン / 光運動材料 / フォトクロミック分子 / 動的共有結合 / 光配向 / 1.架橋液晶高分子 / 2.アゾベンゼン / 3.光運動材料 / 4.フォトクロミック分子 / 5.動的共有結合 / 6.光配向 / 高分子光アクチュエーター / 液晶 / フォトクロミック |
研究成果の概要 |
架橋液晶高分子における分子配向と材料形状を,架橋の組換えにより任意に制御する手法を開拓した。側鎖に動的共有結合を含む架橋液晶高分子に,直線偏光を照射することによりメソゲンの配向を制御することに成功した。また動的共有結合を主鎖に組み込むことにより,材料の成形性が向上した。これらの光配向および成形手法の開拓により,高分子光アクチュエーターの形状・運動の多様な設計が可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
架橋液晶高分子は,ソフトロボティクスなどへの応用が可能なアクチュエーター材料として期待されている。本研究により開拓した配向・形状制御技術により,高分子光アクチュエーターの設計自由度が飛躍的に向上し,用途に合わせた自在加工が可能になる。また本研究における「ネットワーク形成後の配向記憶の書き換え」は,従来の架橋系では不可能である。光運動材料は,組替え可能な架橋高分子の利点を活かすことができる好例であり,本研究が動的共有結合系を新規機能材料として展開するマイルストーンになると期待している。
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