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DNAフリーのゲノム編集を展開するためのイネにおけるES細胞培養系の開発

研究課題

研究課題/領域番号 17K19255
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 生産環境農学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

鳥山 欽哉  東北大学, 農学研究科, 教授 (20183882)

研究協力者 風間 智彦  
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
キーワード育種学 / 遺伝学 / ゲノム / バイオテクノロジー / 植物 / 遺伝子
研究成果の概要

CRISPR/Cas9を利用した動物のゲノム編集では卵細胞にCas9タンパク質とガイドRNAの複合体(RNP)を導入することで、標的遺伝子改変が可能となる。組換えDNA分子は宿主ゲノムに組み込まれない(DNAフリー)。本研究では、イネの培養細胞を動物のES細胞に見立て、DNAフリーゲノム編集植物の開発を目指した。培養細胞にRNP導入を試みたが、ゲノム編集植物を得ることはできなかった。催芽種子の茎頂分裂組織(SAM)にパーティクルガン法でGFPをコードするDNAの導入が可能であることを実証できたので、SAMにRNPを導入した方が、簡便にDNAフリーゲノム編集植物を得られると期待された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ゲノム編集を使って作られた食品について、新たに組み込んだ遺伝子が残存していない場合、国への届け出だけで販売できるようになる見通しが、2019年3月に厚生労働省の専門家会議により示された。 遺伝子の変異は自然界でも起きていて、従 来の品種改良の技術で作られたものとゲノム編集で作られたものは技術的に区別することができない。本研究成果は、遺伝子が組み込まれることなくゲノム編集イネを作出できる技術開発を可能にするものである。収穫量が多いイネなど、農林水産業の分野で新しい品種を作り出す技術として注目される。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] イネ培養細胞を用いたミトコンドリア形質転換系開発の試み2018

    • 著者名/発表者名
      阿部瑞希・風間智彦・鳥山欽哉
    • 学会等名
      日本育種学会第133回講演会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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