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30年ぶりの再会-マイワシの実験資源学への挑戦

研究課題

研究課題/領域番号 17K19295
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

松山 倫也  九州大学, 農学研究院, 教授 (00183955)

研究協力者 太田 耕平  
米田 道夫  
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードマイワシ / 生殖生理学 / 実験資源学 / 母性効果 / 環境応答
研究成果の概要

マイワシは我が国における水産上の最重要資源の一つであるが、飼育下では産卵しないことから、繁殖特性の詳細や母性効果が不明であった。本研究では、マイワシを対象として、飼育下で産卵しない原因を解明するとともに、再現性の高い産卵誘導技術を開発することを目的とした。本研究により、陸上の小型水槽で飼育したマイワシを用いて、再現性の高い産卵誘導技術を開発することに成功した。飼育環境下のマイワシ雌では最終成熟を促進する生殖腺刺激ホルモン放出ホルモン(GnRH1)が分泌されないことが生殖障害を引き起こすことが明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

水産資源の資源管理において重要な生物情報となる対象種の繁殖特性および母性効果の解明には、全生活史を再現する飼育実験系の開発が必要とされ、特に飼育下で産卵することが成否の鍵となる。本研究ではマイワシを対象として、飼育下で産卵しない原因を生殖生理学的に明らかにするとともに、飼育下で確実に産卵を誘導する技術を開発することに成功した。今後、本研究成果に基づき、マイワシの詳細な繁殖特性や母性効果に関する研究が急速に伸展することが期待される。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Comprehensive Experimental System for a Promising Model Organism Candidate for Marine Teleosts2019

    • 著者名/発表者名
      Sakaguchi Keiichi、Yoneda Michio、Sakai Noriyoshi、Nakashima Kanako、Kitano Hajime、Matsuyama Michio
    • 雑誌名

      Scientific Reports

      巻: 9 号: 1 ページ: 1-11

    • DOI

      10.1038/s41598-019-41468-8

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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