研究課題/領域番号 |
17K19302
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
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研究機関 | 国立研究開発法人水産研究・教育機構 |
研究代表者 |
松山 知正 国立研究開発法人水産研究・教育機構, 増養殖研究所, グループ長 (20372021)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 病原体 / 特定 / 抗体 / 精製 / 抗血清 / 診断 / 魚病 / メタゲノム |
研究成果の概要 |
病魚の血清抗体を利用した病原体の精製と、小規模なメタゲノム解析を組み合わせ、迅速かつ安価で簡単に実施できる病原体の特定方法の確立を目指した。既知の病原体をモデルとした解析では、ウサギで作成した抗血清を用いれば目的を達成することができた。しかし、病魚の血清を用いた場合では種々の検討を行っても病原体を精製することができなかった。魚類の抗体の抗原との結合力は病原体を精製するには弱すぎると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病魚の血清中には感染から1週間後以降には病原体に対する抗体が産生されており、その中には病原体の表面抗原に対する抗体も含まれていることが実験的に確かめられた。しかし、この様な病魚の血清抗体を用いても病原体を精製することはできなかった。哺乳類の血清抗体を用いれば病原体を精製することが可能なことから、魚類の抗体は病原体を精製するには結合力が不十分であり、この様な目的へ利用するには不向きと考えられた。
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