研究課題/領域番号 |
17K19322
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
獣医学、畜産学およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
木村 康二 岡山大学, 環境生命科学研究科, 教授 (50355070)
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研究協力者 |
山本 ゆき
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 子宮腺 / 3次元培養 / ウシ / 分泌タンパク質 / 胚伸長 / 三次元培養 / 伸長胚 / 頂底極性 |
研究成果の概要 |
ウシ子宮内膜組織を酵素処理することにより、子宮腺組織をその部分的構造を維持して単離することが可能となり、さらにこれをマトリゲル内に包埋して培養することにより、従来のプラスティックシャーレ上培養よりも分泌能を高く維持することが出来る手法を開発した。このようにして得られた細胞は性ステロイドホルモンに対して感受性を持ち、これに応答して子宮分泌タンパク質の遺伝子発現を変化させることが示された。本課題の成果によって、様々な条件下でウシ子宮腺の分泌機能を研究することが可能となり、今後ウシ受胎性向上研究に大いに役立つことが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ウシの妊娠継続には子宮内環境が重要であり、子宮腺がこれを支配する。子宮腺の機能を維持できる培養方法はこれまで開発されておらず、よって子宮腺機能については解明されていないことが多い。本課題では子宮腺をその構造を維持したまま回収する手法の開発に成功しただけでなく、従来法よりも優れた新規の培養方法を確立し、その有効性を示すことが出来た。この成果はウシの受胎性向上の技術開発につながる有用なものである。
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