研究課題/領域番号 |
17K19375
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 (2018) 秋田大学 (2017) |
研究代表者 |
佐々木 純子 東京医科歯科大学, 難治疾患研究所, 准教授 (30333371)
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研究協力者 |
金井 克晃
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
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キーワード | 性分化 / 細胞内シグナル伝達 / シグナル伝達 / 細胞・組織 / 脂質 |
研究成果の概要 |
我々が独自に作製した組織特異的リン脂質代謝酵素欠損マウス(ITG-cre LKOマウス)は、生後約2週から卵胞の顆粒膜細胞層にセルトリ細胞様細胞が出現し、ITG-cre LKO雌マウスは不妊であることを見出した。卵巣移植やレポーターマウスを用いた解析、および質量分析法による脂質動態解析の結果、顆粒膜層に一過的に出現する細胞が責任細胞であること、さらにその細胞におけるリン脂質代謝が卵巣の性を制御しうることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により見出した卵巣顆粒膜層に一過的に存在する細胞およびその細胞におけるリン脂質代謝が卵巣の性を制御するという知見は、学術的に新規の知見である。また、ITG-cre LKO雌マウスは不妊であることから、本研究の成果は早発卵巣不全の病因という医学的に重要な知見を提供することが期待される。
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