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有尾両生類の再生原理を用いたニワトリ胚四肢再生の実現

研究課題

研究課題/領域番号 17K19400
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関岡山大学

研究代表者

佐藤 伸  岡山大学, 異分野融合先端研究コア, 准教授 (90512004)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード四肢再生 / インターカレーション / 挿入則 / FGF / ニワトリ / ニワトリ胚
研究成果の概要

我々は、有尾両生類において四肢と言う「器官」の再生反応を誘導する遺伝子(再生誘導物質)の特定に成功した。本研究は、両生類研究で明らかにした再生誘導因子をニワトリ胚に応用し、ニワトリ胚における
四肢再生反応を誘導を行った。ニワトリ胚において肢再生実験を行うに当り、インターカレーションモデルを採用した。インタカレーションモデルとは中間部再生ともいえる機構であり、両生類の四肢再生機構の中枢をなす概念となる。言い換えればインターカレーションの誘導が可能であることが証明できれば、両生類型の再生を羊膜類で達成したという意に限りなく近いという事になる。実績としてインターカレーションの誘導に成功した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、両生類型の再生メカニズムが羊膜類で聞こうとしては残存していることを示した初めての成果として意義深いものと考える。その意義に関しては総説として発表し、今後の研究展開の指針とした。また、社会的なメッセージとしては、単に両生類のバイオロジーとして帰結するのではなく、よりヒトに近い動物に応用することを「実働」している研究の姿勢を示すことで、市井の方々に基礎研究の重要性を認識してもらう事ができた。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件)

  • [雑誌論文] Nerve roles in blastema induction and pattern formation in limb regeneration.2018

    • 著者名/発表者名
      Satoh A, Mitogawa K, Makanae A.
    • 雑誌名

      Int J Dev Biol.

      巻: 62(9-10) 号: 9-10 ページ: 605-612

    • DOI

      10.1387/ijdb.180118as

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Ectopic Fgf signaling induces the intercalary response in developing chicken limb buds.2018

    • 著者名/発表者名
      Makanae A, Satoh A.
    • 雑誌名

      Zoological Lett.

      巻: 19 号: 1 ページ: 4-8

    • DOI

      10.1186/s40851-018-0090-2

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Ectopic Fgf signaling induces the intercalary response in developing chicken limb buds2018

    • 著者名/発表者名
      Makanae A., and Satoh A.
    • 雑誌名

      Zoological Letters

      巻: in press ページ: 8-8

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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