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慢性関節リウマチの病態生理における分泌小胞としてのエクソソームの役割

研究課題

研究課題/領域番号 17K19405
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関岩手医科大学

研究代表者

奈良場 博昭  岩手医科大学, 薬学部, 教授 (90296517)

研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
キーワードエクソソーム / 慢性関節リウマチ / マイクロRNA / プロスタグランジン
研究成果の概要

エクソソームは細胞から分泌される小胞であり、様々な病態に関わることが示唆されている。本研究では関節リウマチを発症するマウスを用いて、その血中エクソソームに含まれるmicroRNAの解析を行った。血中エクソソームのマイクロアレイ解析を行い、発現を網羅的に解析した。この情報とスコア化した関節炎の炎症状態の相関性を検討し、幾つかの疾患連動型のmicroRNAを同定した。その中から特定のmicroRNAの発現量が、炎症症状の伸展と良く相関することが明らかとなった。これらのmicroRNAは、炎症性病態の発症や進行に密接に関わるとともに治療における標的分子の同定や、疾患マーカーとなる可能性が考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

急性炎症と異なり、慢性炎症は長期のストレス応答などにより炎症反応の遷延化が生じ、機能破綻につながり、生活習慣病やがんなどの病態の基盤となっていることが提唱されている。この様な自然炎症と呼ばれる状態の病態生理に関して、現在、様々なアプローチが行われているが、まだ充分な理解には至っていない。本研究から慢性関節リウマチなどの遷延化炎症状態におけるエクソソームの関与とそこに含まれる特定分子種のmicroRNAの重要性を示すことが出来た。本研究の進展は、将来、難治性疾患等を発症する可能性を早期に見極め、その対応と発症予防につながるものと考えられる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 慢性関節リウマチモデルマウスの血中エクソソームにおける低分子RNAと病態の関係2019

    • 著者名/発表者名
      奈良場博昭、青山玲子
    • 学会等名
      第40回日本炎症・再生医学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 関節リウマチの炎症症状とエクソソーム由来マイクロRNAの発現変動の検討2019

    • 著者名/発表者名
      岩花諒、青山玲子、奈良場博昭
    • 学会等名
      第58回日本薬学会東北支部会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 慢性関節リウマチモデルマウスの血中エクソソームにおける低分子RNAと病態の関係2018

    • 著者名/発表者名
      奈良場博昭
    • 学会等名
      日本炎症再生医学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2021-02-19  

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