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ウイルスのゲノム外トランスポゾン様エレメントの探索と解析

研究課題

研究課題/領域番号 17K19432
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 多様性生物学、人類学およびその関連分野
研究機関国立研究開発法人森林研究・整備機構

研究代表者

高務 淳  国立研究開発法人森林研究・整備機構, 森林総合研究所, 主任研究員 等 (80399378)

研究分担者 仲井 まどか  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (60302907)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードウイルス / モバイルエレメント / ポックスウイルス / ポリントン / トランスポゾン / 多様性 / 昆虫 / 進化 / 生態学
研究成果の概要

昆虫ポックスウイルスに随伴するトランスポゾン様のエレメントは、生物のゲノムに広く分布するトランスポゾン、ポリントンから進化したものであると推定された。本エレメントは、寄主である昆虫ポックスウイルスの複製機構を利用して複製していた。これは、同様にポリントンから誕生したと考えられ、大型DNAウイルスの寄生者として知られる、進化・生態的に注目されているヴィロファージの複製様式と同様である。しかし、寄主である昆虫ポックスウイルスやその宿主である昆虫との相互作用は、ヴィロファージ-大型DNAウイルス-原生生物の相互作用とは異なると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

原生生物の大型DNAウイルスに随伴するポリントン様のエレメントが発見されてきた。本研究の対象であるエレメントは、多細胞生物(昆虫)に感染する大型DNAウイルスから初めて発見されたポリントン様エレメントであると同時に、保健衛生学的にも重要な脊椎動物のウイルスを含むポックスウイルス科から世界で初めて発見されたモバイルエレメントである。本エレメントの正体や大型DNAウイルスや宿主生物との相互作用に関する本研究の知見は、ウイルスに随伴するポリントン様のエレメントが遺伝的にも生物学的相互作用においても多様であり、それらエレメントが、より広い生物の生態や多様性に関わっていることを強く示唆するものである。

報告書

(3件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] ポックスウイルスが保持しているモバイルエレメント2019

    • 著者名/発表者名
      高務淳・仲井まどか
    • 学会等名
      日本応用動物昆虫学会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] ポリントウイルス2018

    • 著者名/発表者名
      高務淳
    • 学会等名
      昆虫病理研究会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2020-03-30  

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