研究課題/領域番号 |
17K19485
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
薬学およびその関連分野
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
松崎 勝巳 京都大学, 薬学研究科, 教授 (00201773)
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研究分担者 |
矢野 義明 京都大学, 薬学研究科, 講師 (60402799)
星野 大 京都大学, 薬学研究科, 准教授 (70304053)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 膜タンパク質 / 高分解能NMR / 可溶化剤 / NMR |
研究成果の概要 |
膜タンパク質の高分解能NMR測定を目指し、脂質二分子膜環境を提供し、かつ小さなサイズで膜タンパク質を可溶化できる新規可溶化剤の開発を行った。リン脂質誘導体2種を用いることで、7回膜貫通型膜タンパク質であるバクテリオロドプシンを、NMR測定に必要な高濃度でも、直径約5 nmの小さなサイズで、40℃で1週間程度安定に可溶化することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
薬物標的の約半数は水に溶けない膜タンパク質であり、その構造を明らかにすることは薬物を設計する上で必須である。しかし、膜タンパク質の構造決定は困難なのが現状である。本研究により、膜タンパク質の精密な構造の決定が、水溶性タンパク質の構造決定に広く用いられている核磁気共鳴法により可能になる道が開かれようとしている。また、膜タンパク質を安定にハンドリングできるようになるため、創薬研究が加速される。
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