研究課題/領域番号 |
17K19528
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
春山 隆充 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 博士研究員 (10792202)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 高速原子間力顕微鏡 / 膜蛋白質 / ナノディスク / 膜タンパク質 / 原子間力顕微鏡 / 1分子計測(SMD) / 生物物理 / 蛋白質 / 脂質 / 走査プローブ顕微鏡 |
研究成果の概要 |
基本的な生命現象の一つである蛋白質の膜透過の力を高速原子間力顕微鏡(高速AFM)で測ることが本研究の目的である。初めに、蛋白質膜透過チャネルをナノディスクに再構成することで、膜透過反応の力学的特性を高速AFMで評価する系を構築した。測定系を構築する過程で、膜蛋白質を二方向から高速AFM観察する方法を発見し、新たな手法として査読付き学術誌に報告した。蛋白質の膜透過の力を測定するために必要な測定系と試料の準備が整ったので、今後、蛋白質の膜透過の力の測定を進める。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
蛋白質の膜透過はすべての生物における必須の生命現象であり、蛋白質の膜透過の力を測ることでその力学的特性を評価することは、蛋白質の膜透過機構の解明につながる。今回、蛋白質膜透過チャネル・ナノディスク・高速原子間力顕微鏡を用いて構築した測定系は、蛋白質の膜透過の力を測ることを可能にする。また一方で、その過程で発見した膜蛋白質を二方向から高速原子間力顕微鏡で観察する手法は、様々な膜蛋白質の構造変化の可視化に応用でき、膜蛋白質の機能の解明に寄与することが期待される。
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