研究課題/領域番号 |
17K19529
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生体の構造と機能およびその関連分野
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
末次 志郎 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (70345031)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | BARドメイン / アンキリンリピート / アンキリン / 膜変形 / 細胞生物学 / 脂質膜結合タンパク質 |
研究成果の概要 |
細胞は生体膜によって構成され、生体膜は脂質膜で形成される。細胞の持つ生体膜の形態は、生命現象に応じて、様々な形態を形成する。これらの形態形成は、生体膜に結合するタンパク質により担われる。生体膜の形態を直接制御できるタンパク質は、BARドメインタンパク質と両親媒性ヘリックスを持つタンパク質にほぼ限られていた。特にタンパク質の立体構造が、細胞膜の形態構築に重要な役割を果たす例はBARドメインタンパク質にほぼ限られていた。本研究では、これまでタンパク質間相互作用ドメインとして知られていたアンキリンリピートドメインが、BARドメインのように立体構造に依存して、脂質膜の形態形成を担う可能性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全ての生命現象は、生体膜を介して生じるために、生体膜の構造構築機構の解明は生命の理解に必須である。ところが、生体膜の構造構築機構についてはそれほど多くの例が知られているわけではない。本研究では、生体膜の構造構築機構を担う新たなタンパク質装置群を発見したことで、生体膜の構造構築機構の理解を深めた。この成果には学術的な意義があり、また、その応用展開の可能性を持つことから社会的意義がある。
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