研究課題/領域番号 |
17K19561
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
小柴 琢己 九州大学, 理学研究院, 准教授 (70403970)
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研究協力者 |
小迫 英尊
中田 和人
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | ミトコンドリア / 抗ウイルス自然免疫 / 構造改変 / 形態形成 / タンパク質 / 構造特性 / 改変 / ウイルス / 自然免疫 |
研究成果の概要 |
生命機能の根幹を支えるミトコンドリアは、細胞質全体に管状の網様構造を形成・分布し、絶えず融合と分裂を繰り返すダイナミックなオルガネラである。このミトコンドリアの動的な構造特性が破綻すると、生命の高次機能にさまざまな悪影響がおよぶ。 本研究では、ミトコンドリアの「形」に着目し、その構造特性を人為的に改変することで、ミトコンドリア本来の機能発現、特にウイルスに対する自然免疫応答へどのような影響が及ぶのか、実験的アプローチで明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミトコンドリアは、古くからエネルギー産生の場や、アポトーシス制御に関わるプラットフォームとしての詳細な機能解析が行われてきた。実際に、これらミトコンドリアの機能発現は、自身の動的な構造特性が大きく関与していると思われる。本研究では、これまでほとんど研究されていない「ミトコンドリアの構造的特性」の本質に迫り、その特性が機能面に及ぶ仕組みを解明した。本研究により、生体内におけるミトコンドリアの構造的特性の一端が解明されたことで、生命科学分野における新たな学術領域の確立に繋がることはもちろん、創薬や臨床医療の周辺領域への波及効果は大きいものと考える。
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