研究課題/領域番号 |
17K19666
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
保住 功 岐阜薬科大学, 薬学部, 教授 (20242430)
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研究分担者 |
栗田 尚佳 岐阜薬科大学, 薬学部, 講師 (00746315)
柴田 敏之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50226172)
山本 朗仁 徳島大学, 大学院医歯薬学研究部(歯学域), 教授 (50244083)
神志那 弘明 岐阜大学, 応用生物科学部, 准教授 (50506847)
位田 雅俊 岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (70512424)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
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キーワード | 筋萎縮性側索硬化症 (ALS) / ヒト乳歯歯髄幹細胞培養上清 (SHED-CM) / Cu/Zn SOD (SOD1) / 凝集体 / iPS細胞 / 筋萎縮性側索硬化症(ALS) / 筋萎縮性側索硬化症 / ヒト乳歯歯髄幹細胞培養上清 / 内科 / 脳・神経 / 脳・神経疾患 |
研究成果の概要 |
家族性筋萎縮性側索硬化症患者由来の運動ニューロンは、細胞内凝集体形成や細胞死を起こしやすい。変異SOD1遺伝子を組み込んだA2a細胞を作製し、細胞内凝集体、不溶性異常タンパク質蓄積を確認し、モデル系を確立した。ヒト乳歯歯髄幹細胞培養上清を投与することで、不溶性異常タンパク質の蓄積抑制効果が明らかになった。ブラジル産グリーンプロポリスの抽出成分、その成分ケンフェロール、ニコチン酸受容体α7nAChRアゴニストが細胞死を抑制できることも証明した。SOD1遺伝子変異ALS患者、孤発性ALS、健康者controlのiPS細胞を運動ニューロンへと分化誘導させた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
筋萎縮性側索硬化症(ALS)はこれまで多くの研究がなされ、モデル細胞やモデル動物を使って多くの創薬が提言されてきたが、ヒトにおいて臨床上満足のいく有効な薬剤は見出されていない。ヒトiPS細胞を使った研究は新たな創薬への道を切り開いている。ALSの病態は複数の要因が多面的に作用しており、単一薬剤での十分な有効性は得がたい。SHED-CMは多くの有効成分を含み、自然が作りだした複合剤で、神経難病への活用に期待が大きい。SHED-CMの有効性についてN2a細胞モデル系を使って証明し、作用機序、有効成分について検索した。ALS患者由来のiPS細胞についても準備し、創薬スクリーニング系を立ち上げた。
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