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LAT2阻害薬による正常細胞の選択的防護に基づくBNCT治療効果比の向上

研究課題

研究課題/領域番号 17K19671
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
研究分野 内科学一般およびその関連分野
研究機関一般財団法人脳神経疾患研究所

研究代表者

廣瀬 勝己  一般財団法人脳神経疾患研究所, 南東北BNCT研究センター, 診療所長 (60623767)

研究分担者 佐藤 まり子  弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (30645263)
安西 尚彦  千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70276054)
高井 良尋  一般財団法人脳神経疾患研究所, 南東北BNCT研究センター, センター長 (50107653)
研究期間 (年度) 2017-06-30 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワードホウ素中性子捕捉療法 / LAT / L-アミノ酸トランスポーター / LAT1 / LAT2 / LAT2阻害剤 / ホウ素中性子補足療法 / BPA / アミノ酸トランスポーター / 放射線治療 / 治療効果比
研究成果の概要

LATを特異的に阻害する化合物としてBCH類似の化合物検索の結果選出されたLAT2阻害活性を有する化合物KYT-0284を合成した。腫瘍のL-アミノ酸トランスポーターのサブタイプの発現は、9種類のヒト腫瘍細胞においてはLAT1が有意に発現しており、LAT2阻害の影響は受けにくいと考えられた。KYT-0284は、LAT2阻害活性を優位に示すものの、LAT1阻害活性も同時に示した。KYT-0284は、LAT1とLAT2の両方の活性を阻害する薬剤として、例えば臨床において整容性に大きく影響する広範な脱毛の予防のための皮膚塗布外用剤としての可能性が見出しうると考えられた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

ホウ素中性子捕捉療法の治療効果はホウ素製剤であるフェニルアラニン誘導体p-L-boronophenylalanine (BPA) の取り込みに大きく依存している。この取り込みに関与する輸送体としてL-アミノ酸トランスポーターが見出されている。LAT1は腫瘍細胞に多く発現する一方、LAT2は正常組織の細胞に多く発現するとされてきた。LATの阻害作用を有するKYT-0284は皮膚への塗布など腫瘍とは離れた部位の局所的なBPA取り込み阻害を目的として使用される上で極めて適した化合物である。現在BNCT後脱毛で整容面で多くの患者が苦しんでおり、KYT-0284は将来BNCT患者にとっての救世主となる。

報告書

(4件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書

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公開日: 2017-07-21   更新日: 2021-02-19  

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