研究課題/領域番号 |
17K19749
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
口腔科学およびその関連分野
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
波多 賢二 大阪大学, 歯学研究科, 准教授 (80444496)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 軟骨細胞 / ダイレクトリプログラミング |
研究成果の概要 |
特定の転写因子の組合せを遺伝子導入することによりiPS細胞を経由せず皮膚線維芽細胞を特定の細胞へと直接分化誘導させるダイレクトリプログラミング法は、次世代の医療技術の一つとして期待されている。本研究では、軟骨組織を蛍光ラベルしたレポーターマウスを用いたスクリーニングシステムを開発し、軟骨細胞のダイレクトリプログラミングを可能にする転写因子セットの候補を4つ選別した。4つの転写因子セットを皮膚線維芽細胞に導入するとⅡ型コラーゲン、アグリカンの発現が顕著に増加することを見出した。今後は、本研究をさらに進展させ、効率の良い軟骨再生治療の確立を目指す。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟骨組織をはじめとする様々な臓器の再生においてiPS細胞を用いた再生医療が注目されている。しかしながら、iPS細胞を用いた場合、低い軟骨細胞分化誘導能など様々な問題点が指摘されている。これらの問題点を解決する手法として期待されているのが、特定の転写因子の組合せを遺伝子導入し、皮膚線維芽細胞からiPS細胞を経ずに目的の細胞へと直接分化誘導させるダイレクトリプログラミングである。本研究で発見した軟骨細胞のダイレクトリプログラミング因子の候補遺伝子に関する研究をさらに進展させることにより、効率の良い軟骨再生治療の確立を目指していきたい。
|