研究課題/領域番号 |
17K19752
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
岩山 智明 大阪大学, 歯学研究科, 助教 (80757865)
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研究分担者 |
野崎 一徳 大阪大学, 歯学部附属病院, 助教 (40379110)
村上 伸也 大阪大学, 歯学研究科, 教授 (70239490)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | 歯根膜 / 組織透明化 / ライトシート顕微鏡 / ナノCT / 超解像顕微鏡 / レポーターマウス / ペリサイト / 標準化 / セグメンテーション / 歯学 |
研究成果の概要 |
様々な蛍光レポーターマウスや蛍光タグを用いた細胞ラベリング技術と各種組織透明化技術を併用することで、マウス上顎骨が0.5-1.0 mmの深度でsee-throughできることが明らかとなった。同手法を用いることで、歯根膜中のコラーゲン非産生間葉系細胞の局在が同定された。また、ナノレベルの解像度を持つCTを用いることで、組織透明化なしに1細胞以上の解像度でin totoイメージングが可能であることが示唆された。さらに、超解像顕微鏡技術を用いることで、石灰化過程の詳細が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体組織の機能を詳細に理解するためには、脈管・神経のネットワークに代表されるような組織内の細胞どうしの連携や相互作用を連続性を持って観察することが求められる。本研究成果は、歯周組織全体を俯瞰して理解するための基礎研究であり、組織透明化技術と細胞ラベリング技術を応用することにより、マウス歯周組織内の様々な細胞群の網羅的かつ迅速な検出を実現した。一連の解析手法はヒトや他臓器にも応用可能であり、基礎医学分野への技術移転も期待される。
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