研究課題/領域番号 |
17K19810
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
磯 博康 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (50223053)
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研究分担者 |
山岸 良匡 筑波大学, 医学医療系, 教授 (20375504)
日和佐 隆樹 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (30260251)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 予防医学 / 疫学 / 症例対照研究 / 自己抗体マーカー / 脳梗塞 / 解析・評価 / 脳神経疾患 |
研究成果の概要 |
日本人において最も多い動脈硬化性疾患である脳梗塞の症例と一般健康住民である対照について、過去の凍結保存血漿中の動脈硬化候補マーカーの抗体レベルを高感度ELISAであるAlphaLISA法によりハイスループットに測定し、nested case-control studyの手法を用いて、脳梗塞の発症との関連を分析した。その結果、複数の抗体について発症予測マーカーとしての活用可能性が見出された。なお、特に顕著な関連が見られた一部のマーカーについては、特許申請中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血清自己抗体は個人の病歴を反映しており、疾患が発症する前に存在する抗体が明らかになれば、疾患の発症予測マーカーとしての活用が期待される。既にがんや自己免疫疾患については特異的な自己抗体が出現することが報告されているが、動脈硬化性疾患については自己抗体が関与するという着想はこれまで乏しく、厳密な疫学手法を用いた脳梗塞の発症に関与する自己抗体マーカーの包括的な解明は皆無であった。本研究において、脳梗塞の発症前の血清中に特異的に存在する抗体が複数同定されたことから、これらの抗体を発症予測マーカーとして活用することで脳梗塞の前駆病態の早期発見・早期治療に繋げることが期待される。
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