研究課題/領域番号 |
17K19816
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
森山 美知子 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (80264977)
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研究分担者 |
加澤 佳奈 広島大学, 医系科学研究科(保), 助教 (10740102)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 地域看護学 / 後期高齢者 / 健康診査 / 医療費 |
研究成果の概要 |
後期高齢者の好発疾病(頻度が高く、高額医療費を使用する疾病)のリスク者を抽出し、予防措置を講じるために、現在の健診項目に新たな項目を追加した健診を、広島県呉市との共同研究で実施した。結果、追加項目において潜在していたリスクの保有者を発見することができ、予防措置(受診勧奨、保健指導や行政サービスへの紹介など)に結び付けることができた。また、うち約半数の者が何らかの行動変容を起こした。本研究の効果については、今後、レセプトデータ(入院などの状況)との突合分析で評価していく計画である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
健康診査(健診)は、疾病の早期発見・早期治療に結び付けるために実施されているが、後期高齢者医療保険被保険者に対する健診は義務化されておらず、成人(40歳以上)に実施されている特定健診が準用されている状況にある。一方で、成人の健診項目では、後期高齢者の好発疾病(頻度が高く、高額医療費を使用する疾病)の発症・重症化リスクをスクリーニングする項目は含まれていない。 現在、厚生労働省は後期高齢者の健診項目の検討の必要性を視野に入れていることから、必要と考えられる健診項目を提示したこと、またこれに対する予防措置により発症リスクの低減が可能であることを示した政策的意義はあると考える。
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