研究課題/領域番号 |
17K19817
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
大久 真幸 広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (20727250)
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研究分担者 |
杉山 文 広島大学, 医歯薬保健学研究科(医), 助教 (50778280)
田中 純子 広島大学, 医歯薬保健学研究科(医), 教授 (70155266)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 肝炎ウイルス / B型肝炎 / C型肝炎 / 重複疾患 / 患者数推計 / 診療報酬記録 / レセプト / 重複疾患患者数推計 / 肝疾患関連患者数 / 有病率 / 社会医学 / 疫学 / 数理疫学 |
研究成果の概要 |
肝炎ウイルス由来の肝疾患関連患者の重複疾患の分布・頻度を病因別に明らかにするため、健康保険組合に属する3,462,296人が有する2014-2016年における診療報酬記録77,773,235件の解析を行った。 2014-2016年の3年期間有病率は10万人対でB型肝炎関連疾患では200.8、C型肝炎関連疾患では170.6であった。 医療機関を受診している0-64歳のB型・C型肝炎関連疾患患者が重複疾患を有する割合はそれぞれ83.1%、その重複疾患として多いのは胃炎・十二指腸炎・脂質異常・鼻炎・高血圧等であり、内科(慢性疾患)・耳鼻科・内科(急性疾患)に該当する疾患が多いことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肝炎ウイルスの持続感染は肝硬変、肝癌のハイリスク因子である。肝炎は自覚症状が現れにくく、潜在しているキャリア、患者としてすでに治療・入院しているキャリア、(継続的な)受診しないままであるキャリアの社会存在状態別に対策を立てる事が重要である。 キャリアとして掘り起こされたとしても、肝臓内科にかからないキャリアや、他の診療科で見出されたキャリアが肝臓内科に受診されない可能性がある。本解析による重複疾患の頻度・分布のデータはキャリアの掘り起こしのための基礎資料となる。
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