研究課題/領域番号 |
17K19830
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 大阪市立大学 |
研究代表者 |
横山 美江 大阪市立大学, 大学院看護学研究科, 教授 (50197688)
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研究分担者 |
福田 早苗 関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (50423885)
福島 富士子 東邦大学, 看護学部, 教授 (80280759)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 保健師 / 継続支援 / 保健師のやりがい / ネウボラ / 母子保健の再構築 / 予防的介入 / 母子保健 / 担当保健師 / 家族支援 / 子ども / 家族 / 児童虐待予防 / 母親 / フィンランド / 比較研究 |
研究成果の概要 |
本研究では、フィンランドと日本の育児環境を比較分析することにより、日本の育児環境の問題点と特徴を明らかにし、日本に適した新たな母子保健システムを開発することを目的とした。フィンランドの母親は、日本の母親に比べ主観的健康感が高かった。さらに、本研究結果から、フィンランドのネウボラの基盤システムである就学前のすべての子どもをもつ家族を担当保健師が継続して支援するシステムを導入した自治体において、保健師の認識の変化について分析した結果、保健師がハイリスクケース以外の家族に対しても積極的に関わることができ、早期からの予防的介入ができる可能性が高いことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国では、児童虐待相談対応件数は増加の一途をたどっている。本研究では、児童虐待の発生が極めて稀であるフィンランドと、虐待による死亡事例も多発している日本の育児環境を比較分析することにより、日本の育児環境の問題点と特徴を明らかにし、児童虐待予防を強化するための日本に適した新たな母子保健システムを開発することを目的とした。日本の自治体において、ネウボラの基盤システムであるお同じ保健師による稀有族支援を導入した自治体では、保健師がハイリスクケース以外の家族に対しても積極的に関わることができ、早期からの予防的介入ができる可能性が高いことが示され、虐待予防にも効果がある可能性が高いことが示された。
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