研究課題/領域番号 |
17K19840
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会医学、看護学およびその関連分野
|
研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
倉田 なおみ 昭和大学, 薬学部, 客員教授 (40439401)
|
研究分担者 |
原田 努 昭和大学, 薬学部, 准教授 (20773930)
柴田 佳太 昭和大学, 薬学部, 准教授 (50727328)
熊木 良太 昭和大学, 薬学部, 助教 (70789916)
|
研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
|
キーワード | 簡易懸濁法 / マニュアル / ハンドブック / テモカプリル / 薬物血中濃度 / オキシコドン / ガイドライン / 錠剤粉砕 / 脱カプセル / 血中濃度測定 / ヒト臨床試験 / ガイダンス / クリニカルクレッション / エビデンスレベル / 推奨の強さ / in vivo試験 / 酸化マグネシウム / 薬物相互作用 / 体内動態 / 医療 / 薬学 |
研究成果の概要 |
医療従事者や介護者の誰もが安全確実な経管投薬法である簡易懸濁法を正しく理解し、実施することを目的とし、「簡易懸濁法マニュアル」「内服薬経管投与ハンドブック第4版」を出版した。さらにガイドラインの作成を目指したが、関連する論文が少なく、エビデンスレベル、推奨度が低く断念した。代わりの成果物として、簡易懸濁法の実技に関するDVDを作成して配布した。 エビデンスのないヒト血中濃度に関する臨床試験を実施し、簡易懸濁法の有用性を示した。水に懸濁中の徐放性製剤の溶出について、麻薬を用いた測定の準備が完了し、新たなエビデンスとして発表する予定である。今後も簡易懸濁法が正しく普及するよう更なる啓蒙に努める。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
経管投薬する際、錠剤をつぶすことで多くの問題が発生しており、最適な医療が提供されているとは言いがたい。錠剤をつぶさずに温湯に入れて崩壊懸濁させて投与する簡易懸濁法が普及してきたが、お湯の温度や懸濁時間、薬品間の相互作用など注意すべき点を知らずに不適切な方法で実施されることも散見されるようになった。そこで、患者にとって安全確実な投薬法である簡易懸濁法を、医療従事者や介護者の誰もが正しく実施できるようにすることを本研究の目的とし、簡易懸濁法マニュアルとハンドブックを作成、さらには手技に関するDVDを作成し配布した。 また、検証されていないヒト血中濃度に関する研究を実施し、簡易懸濁法の有用性を示した。
|