研究課題/領域番号 |
17K19878
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 帯広畜産大学 |
研究代表者 |
小川 晴子 帯広畜産大学, 畜産学部, 教授 (10400079)
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研究協力者 |
武田 洋平
Galili Uri
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | インフルエンザウイルス / リポソーム / シアル酸 / α-ガラクトース / 自然抗体 / インフルエンザ |
研究成果の概要 |
本研究は、脂質を主成分とする微細粒子であるリポソームを用いて、インフルエンザに対する新たな吸入治療法を開発することを目的とする。治療に用いるリポソームには、人のインフルエンザウイルス感染において免疫応答が速やかに誘導されるように、2種類の糖鎖抗原を発現させてある。モデル動物であるマウスを用いた感染実験において、本吸入治療の効果と安全性を確認した。リポソームに発現する糖鎖抗原の調整などによりさらに効果の高い治療法の開発を目指す。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
季節性インフルエンザは、健常人で重篤となることは稀だが、免疫機能が低い幼児や高齢者では重症化しやすいハイリスク群である。本研究は、インフルエンザに対して自分で実施可能な新たな治療法の開発を目指しており、ハイリスク群の重症化防止に貢献できる可能性がある。また、急速に進む少子高齢化社会において、医療を必要とする重症患者の数を減らすことにつながり、医療費高騰による国の財政圧迫を軽減できる可能性がある。
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